ハナマルキ「熟成こうじパウダー」の製造技術における、初の特許査定通知を台湾で取得。
味噌・醸造製品メーカーのハナマルキ株式会社(本社:長野県伊那市、代表取締役社長:花岡周一郎)は、この度、当社製品「熟成こうじパウダー」の製造技術における台湾の特許査定通知を取得しましたのでお知らせします。同商品の特許査定通知取得は、今回が初めてとなります。
■「熟成こうじパウダー」発売の経緯と現況
当社では、塩こうじを液体化した「液体塩こうじ」を2012年に発売して以来、様々な角度から麹の研究を重ねてまいりました。また、「素材とモノ作りを大切にしていく」という企業理念の下、商品開発の技術向上にも注力しており、2022年には塩こうじを粉末化したコク味調味料「熟成こうじパウダー」を、業務用商品として発売しました。
「熟成こうじパウダー」は、塩こうじを加熱乾燥することで粉末化した発酵調味料です。塩こうじを加熱する際に生成されるコク味成分「メラノイジン」の働きにより、味の厚み強化・味わいの持続性向上など、多岐に亘る機能を持ちます。「熟成こうじパウダー」 を添加することにより、メニューによって、乳風味、うま味、濃厚感、スパイス感などの向上が期待できます。
また、発売以来多くの顧客様よりお問合せをいただき、即席めんスープや畜肉加工食品、惣菜の他、粉末ならではの事例として焼菓子やシーズニングへの採用も進んでおります。さらに、2024年の熟成こうじパウダーの売上は前年比約 2.5倍と急成長しており、今後もさらなる売上拡大を見込んでおります。
■グローバルな調味料として海外市場の拡大を目指す
「熟成こうじパウダー」は粉末という形状から、海外において非常に規模が大 きいプレミックスやシーズニング関連の市場にアプローチができるだけでなく、輸送コスト削減や長期保存が可能であるなど、海外での導入メリットが多くあります。そのため、発売当初よりグローバルな調味料としての展開を考えており、特許も日本のみならず、米国・中国・韓国・タイ・インドネシアなど世界各国での申請を進めております。そしてこの度、同商品について初めての特許査定通知を台湾で取得しました。
今後も各国での特許申請を積極的に推進すると共に、「熟成こうじパウダー」の国内外での市場拡大を進めてまいります。
【商品概要】
・ハナマルキ「熟成こうじパウダー」(業務用)
・発売:2022年 9月
・原材料:こうじ発酵調味料(国内製造)
・容量:1kg
・賞味期限:18ヶ月