
ハナマルキが「鶴岡食文化創造コンソーシアム」に参画。
味噌・醸造製品メーカーのハナマルキ株式会社(本社:長野県伊那市、代表取締役社長:花岡周一郎、以下当社は、この度、山形県鶴岡市が推進する大型産学官連携プロジェクト「鶴岡ガストロノミックイノベーション計画」の一環として設立された、産学連携の研究開発基盤となる「鶴岡食文化創造コンソーシアム」に参画いたしました。
■参画の背景・本コンソーシアムへの期待
当社は、大正7年の創業以来、日本の食卓に欠かせないみそづくりに真摯に向き合い、長年培ってきた発酵技術を強みとしながら、近年では独自の技術で塩こうじの液体化に成功した「液体塩こうじ」をはじめとする一歩先のニーズを捉えた商品開発を行っています。
この度、山形大学農学部と慶應義塾大学先端生命科学研究所を中心とした先進的なテクノロジー研究の融合と、そこから生まれる革新的な新食材や技術の活用による産業の創出を図ることを目的とした「鶴岡食文化創造コンソーシアム」の取り組みに深く共感いたしました。当社の研究開発部門の知見と本コンソーシアムのアクティビティが連携することで、発酵食品の未知なる可能性をより一層引き出せると確信しています。
■本コンソーシアムでの当社の取り組み
1.発酵食品の機能性研究
当社の「世界の発酵調味料メーカーへ」というビジョンのもと、主力製品であるみそや塩こうじの新たな機能性成分の探索、微生物機能の解明や風味の最適化に関する研究を進めてまいります。科学的なアプローチで発酵食品の奥深さを追求し、お客様に「おいしい」だけでなく、「健康」という付加価値を提供することを目指します。
2.新製品の共同開発
当社は、麹と酵母のもつ力を最大限に活かし、発酵によって生み出される機能を人々の健康と生活の向上に貢献しうる製品の開発を進めています。そこで、鶴岡市の研究機関や本コンソーシアムの参加企業との連携を強化することで、日本の伝統的な発酵技術と先進技術を融合させ、革新的な未来志向の新製品の開発に取り組みたいと考えております。
※「鶴岡食文化創造コンソーシアム」とは
2025年6月27日に、山形大学鶴岡ガストロノミックイノベーション研究所(通称:鶴岡食文化創造研究所)と連動する形で設立された産学連携の研究開発基盤。
※「鶴岡食文化創造研究所」とは
2025年6月1日に山形大学農学部内に設立された「食の科学と文化の融合」のビジョンを牽引する先端研究組織。産学連携で食の未来と産業創出を推進。
<参考資料>
鶴岡市HP
https://www.city.tsuruoka.lg.jp/shisei/sogokeikaku/sougoukeikakusuisin/gastronomicinnovatio/index.html