TOP MESSAGE 社長メッセージ

攻めの姿勢を崩すことなく、
常に新しいことに挑戦。
~ハナマルキが見据える未来とは~

新しいトップが語る、今後のハナマルキの展望と
就職活動中の皆さんに向けたメッセージ。

代表取締役花岡 周一郎

2004年 ハナマルキ株式会社入社
2022年8月 4代目・代表取締役社長に就任

聞き手:ハナマルキ 採用担当 谷井 愛(2021年入社)
  • 根底に流れるのは、
    “堅実ながらもアグレッシブ”な精神。
    挑戦と変革の連続によって、
    今のハナマルキがある。

    ハナマルキには「老舗」「安定」といったイメージを持つ学生の方も多いと思いますが、当社の社員はどのようなタイプが多いと思われますか?

    当社はみそを扱う伝統的な基礎調味料メーカーということもあり、昔も今も堅実で誠実な社員が多いと感じます。
    ただ先輩社員たちは、堅実ながらもとてもアグレッシブに挑戦をしていました。

    具体的にはどのような挑戦があったのでしょうか。

    私の父である先代社長が生まれた頃は、みそは桶で量り売りする時代でした。しかし戦後の高度経済成長期にスーパーマーケットが登場し、みその販売形態も桶での販売から、量販店に並べるための袋入りでの販売へと大きく変化しました。
    販売形態が大きく変化したことをきっかけに、商品の幅も大きく変化。今や定番となった「だし入りみそ」や「即席みそ汁」、そして「カップ入りのみそ」といった前例のない商品開発にも、当社はいち早く挑戦してきました。今のハナマルキがあるのは、当時の社員がアグレッシブに挑戦を続けてくれたからにほかなりません。
    今後も社員が率先してチャレンジする社風をさらに色濃くし、全社一丸となって攻めの姿勢で事業に取り組んでいきたいと思います。

    本社伊那工場

    本社伊那工場

  • 可能性を秘めた
    日本の発酵技術に光を当て、
    次世代に継承・発展していく。

    2012年に発売した「液体塩こうじ」も、当社にとって大きな挑戦のひとつですよね。

    「塩こうじ」は日本古来の伝統調味料ですが、2011年の塩こうじブーム以前はあまり知られていませんでした。当社は、みそづくりにも欠かせない麹を活用して、2012年4月に「塩こうじ」を発売、そのわずか半年後に「液体塩こうじ」を発売しました。

    最近では「塩こうじ」の認知が拡大し、スーパーのお惣菜からお菓子まで、「麹」や「塩こうじ」を謳う商品が増えています。みそや塩こうじの製造で使われる発酵技術は、日本に古くより伝わる技術です。潜在的な可能性を秘めている古き良き日本の技術に光を当てていくことが、私の使命だと思っています。

    若い方にも日本の素晴らしい発酵技術をもっと知っていただきたいですね。

    最近では、「すぐ旨カップみそ汁」と人気アーティスト「ずっと真夜中でいいのに。」さんのコラボや、「追いこうじみそ」の新鋭的で斬新なパッケージデザインの採用も大きな挑戦でした。このような挑戦を通して、若い世代の皆さんに日本が誇るべき発酵技術を知っていただきたいと考えています。

    ハナマルキの液体塩こうじと追いこうじみそ
  • 「技術力」こそハナマルキの強み。
    発酵調味料の会社として、
    さらなる価値提供を目指す。

    ハナマルキの「強み」についても教えてください。

    近年「食のグローバル化」とよく言われますが、食品製造の現場においてもグローバル化は進んでいます。
    日本で販売されている加工食品の多くは、中国やタイなどアジア圏を中心とした海外の工場で製造されています。そのため、国内のお客様であっても海外工場への原料調達を希望されるケースがあります。当社は、2020年に「世界の台所」とも言われるタイに液体塩こうじ専用の工場を設立し、このような「食のグローバル化」にも対応しています。

    私はハナマルキの最大の強みは「技術力」だと思っており、液体塩こうじを広めるにあたって「プロモーション」「アプリケーション(レシピ)」「商品開発」の3つを重視しています。特にアプリケーションと商品開発は会社の技術力が光る分野。当社がビジネスフィールドを広げられているのも、技術力に自信があるからこそだと思います。

    また当社にはテクニカルサポート室(以下、TS室)という販売を技術的な面からサポートする部署があります。技術を販売にも活用しているのです。液体塩こうじの調理効果を熟知しているのみならず、調理技術も極めていて、営業を技術面から支える専門部隊です。TS室の存在により、営業担当が「液体塩こうじ」をはじめとした当社製品をお客様に提案する際は、お客様の商材やニーズに合わせて柔軟な提案ができます。TS室が発足してから、お客様の商品の価値向上や品質改善についても、非常に細やかなご提案ができるようになり、業務用領域におけるお客様の幅も益々広がっています。テクニカルサポート室の存在は、ハナマルキの営業にとって、非常に大きな強みだと思います。

    ハナマルキは「発酵調味料」の会社として、今後もお客様にさらなる価値の提供をしていきたい。そのために、今までの知見を活かしながらビジネスの土俵をもっと広げ、それに対応できる組織に変化させていくことが私のこれからの挑戦です。

    ハナマルキ タイ工場

    タイ工場

  • チームで挑戦できる組織づくりで、
    社員の活躍をサポートしていきたい。

    ここまでハナマルキの事業や今後の展望を伺いました。当社に共感いただける方に、ぜひ「チームハナマルキ」に参加いただきたいですね。

    ハナマルキは非常にコンパクトな組織で活動していますので、一人ひとりが担当を幅広く持ちます。
    そのような職場環境が、社員個人のスキルアップや成長につながり、社会人としてもグッと成長できると思います。
    実際に家庭用・業務用それぞれの営業職において、新卒3年目の社員が新商品の受注をいち早く頂いたり、新規のお客様を開拓しています。成長しようと非常に頑張っている社員が多いと感じます。

    また、技術研究職の社員が活躍できるフィールドも広く、企業や大学との共同研究の要望も増えていますので、日本の発酵技術をいろいろな企業や組織と関わりながら、形にすることができると思います。このように外から得られる刺激も、技術研究職の社員にとってやりがいに感じられるのではないでしょうか。

    社長は挑戦する社員をどのように後押ししていきたいと考えられていますか?

    例えば、営業部門では、各社員が実施した販促施策を会議で全体に発表し、ノウハウの共有や全体の改善に繋げる仕組みを作っています。
    良い施策は皆で褒め合い、ナレッジを共有する。さらに、営業の商談の場に他部門の社員が同行するなど、職種にとらわれずに一緒にお客様に提案していく。実際にこのような取り組みが始まっています。

    今後もチームで挑戦できる組織や仕組み作りを通じ、社員の活躍をサポートしていきたいと思います。

    技術研究
  • “ハナマルキにしかないものを作る”を
    モットーに。発酵技術で世界に
    イノベーションを起こしましょう。

    最後に就職活動中の皆様にメッセージをお願いします。

    当社は決して安定志向ではなく、『ハナマルキにしかないものをつくるんだ』というカルチャーが強みです。「仕事で何か成し遂げたい」「仕事で生きがいややりがいを感じたい」と考えている方に、ぜひ入社してもらいたいですね。
    変化の激しい時代、大企業であっても10年後20年後にどうなるかは分かりません。そんな厳しい状況下ですが、当社の強みでもある発酵技術を以て世界にイノベーションを起こしていきたいと考えています。

    最初にもお伝えした通り、当社は堅実な経営を行っていますが、歴史をひも解くと常に新しいことに挑戦を続けてきました。
    今後もさらにアグレッシブに挑戦していきますので、ぜひ当社でスキルアップしたい・挑戦したいと思ってくれる方と、一緒に会社を盛り上げていきたいですね。

    本日はありがとうございました!