和食の味付けは「さしすせそ」が基本。
そのうち“す”(酢)、“せ”(しょうゆ)、“そ”(みそ) は発酵食品なんですよ。他にも納豆やかつお節など、私たちにとって身近な発酵食品はたくさんあります。
和食にとって発酵というのはとても大切なんですね。
「発酵」とは、微生物の働きを利用して食べ物をつくることなんです。この働きによって、もとの食材にはない栄養素や旨み成分、香りなどがつくりだされます。
近年では、発酵食がからだにとてもよい働きをしてくれることが分かり、そのよさが再認識されています。
私たちにとって、今後ますます身近で重要な食べ物になりそうですね。
『す』酢は世界最古の調味料
酢は紀元前5000年頃の記録にも残されていて、世界最古の調味料といわれているんです。今も世界中でつくられていて、その数は約4000種類にもなります。
『せ』しょうゆは大豆の発酵食
しょうゆの三要素は色・味・香り。これらは主な原料である大豆・小麦・食塩が発酵・熟成されることで生まれるんです。