──みその原料のひとつ、こうじについて教えてください。
「『こうじ』というのは、『こうじ菌』という微生物を育てたものをいいます。この『こうじ菌』をお米に入れて、『こうじ』をつくります。
わかりやすく例えると、こうじ菌の『種』を米に撒き、育てて、米の上にこうじ菌の『花』を咲かせたものです。
『こうじ』は “糀”(米の花) とも書くんですよ。」
──大豆は国産のものを使っているんですか?
「現在、日本でつくられるみその原料大豆は90%近くが輸入大豆です。ただ、外国産の大豆といってもハナマルキではみそに適した品種を選んで農家の方に生産してもらっているので、風味・味わいの点でも国内産の大豆と遜色はないんですよ。
私の働いているハナマルキ工場でも輸入大豆を使用していますが、アメリカやカナダの農家と契約栽培することで品質管理に努めています。
それに、会社全体で『健康、安全、安心』をモットーにしているので、安心して消費者のみなさんに召しあがってもらうために、みその原料に遺伝子組み換え大豆は使ってないですよ。」